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大阪府青少年健全育成審議会第3部会を傍聴しての感想

発言内容など、詳しいレポートは他の方がして下さるので、それぞれの委員の方への簡単な感想のみを書かせて頂きます。
記憶違いもあると思いますし、どうしても主観が入ってしまいますので、その辺をご考慮の上、お読みください。


岸本委員(弁護士)
この方が気にしていたことは基本的に二つだったと思います。
一つは、(下が水着としても)スカートを脱ぐような撮影モデルに自分の子どもを連れてくる親の意識はどうなっているのか、保護者の意識改革を求めたいということ。
自らモデルになる子供については、一体何を思っているのか?と不思議がってむしろ知りたいというご様子でした。
(事務局からの返答は、自分でモデルとして売り込んでくる子供たちは、いずれ本格的なモデルになるための前段階、練習の場として捉えているのがほとんど、というものでした)

もう一つはイジメでターゲットになった子の裸画像を撮るなどが、犯罪であることを分かっていない人たちが多過ぎるということ。
裸画像を撮った加害者も、加害者の親も、学校でさえも意識が低い学校だと教師も「ただのイタズラ」としか認識していない。これはれっきとした犯罪だということを周知徹底してほしい。

今は風紀の話しをしているのか、実際の子供の話しをしているのかを常に考え整理しなければ、話しがおかしくなってしまう。
風紀を守るか、現実の被害者を守るかだったら、現実の被害者を守るということを優先したいというご意見でした。

【私見として】岸本委員はあまり風俗(風紀)の方ばかりが問題になると、現実に被害にあっている子供が置き去りになるのでは、と懸念しておられるように思えました。

金田委員(大阪府書店商業組合事務局長)
大人の責任ということを強く問題にされていました。児童ポルノを売り、それを買う大人がいるということが一番の問題と考え、そのためには単純所持の罰則もやるべきだし、性犯罪者には再犯防止のためGPSなども人権無視としてもやっていいと思う、というお考えでした。
出版は東京に集中しているのに、東京の(雑誌協会に入っていないような)出版社は、大阪の出版社よりも意識が低いところが多いとのご意見です。
その一方、ジュニアアイドルの写真集などは、条例前と後では条例後の方がよくなっていると思うとおっしゃっていました

【私見】審議会で児童虐待を語るのは少し違うと思う、という意味の発言をされたので、もちろん子供のことを気にはされていますが、目につく風俗(風紀)の方に気を取られがちになっておられるように思えました。
また金田委員の言う児童ポルノというのが、どのくらいの範囲(コミックスまでを含むのかどうかなど)で考えているのかが私にはよく分かりませんでした。
個人的感想としては、大阪の審議会は「子どもの性的虐待の記録」にこだわるというのが前提で今まで審議していたはずなのに、児童虐待はここで取り扱うのは違う、となると今まで何の話しをしていたんだろうと疑問に思いました

渡辺委員((社)日本雑誌協会専務理事補佐)
雑誌協会がどのような取り組みをしているかを中心に説明されていました。
都条例の非実在の時にさんざん揉めて大変なことになったので、特に15歳以下の子供に関しては、実在はもちろんコミックも含めて誤解を招かないように表現に気をつけて、厳しくチェックし自主規制しているとのことでした。

【私見】雑誌よりもネットの方がはるかにひどいのに、本ばかりが標的にされることを嘆いていらっしゃるように見えました

野口委員(大阪教育大学監事(業務担当))
欠席の園田委員長に代わり委員長代理をされていました。
事務局からは、条例後はジュニアアイドルの写真集の表現は押さえられているとの報告だったが、自分には条例前も後も大した違いはないと思うというご意見でした。
奥さまが歯医者の待合室に置いてあった雑誌のグラビアがほとんどヌードで(本来、袋綴じだったけれど、袋が破られていて、誰でも見られる状態だった)そのひどさに呆れたという経験を元に、大人向け雑誌の成人モデルをつかったグラビアなどにもチェックの範囲を広げては?という意見を仰ってました。
岸本委員の発言を受けて、被害者の救済を考えるという観点が一番大切だが、ややもするとそれが薄れがちになる傾向があるともおっしゃっていました
また、インターネットに詳しい専門家が審議会にいない。30代くらいのネットに詳しい人を審議会に入れないと、という発言もありました

【個人的感想】
ちょっと面白かったのが、インターネットの話題になったとき、「審議会の中に、インターネットに詳しい人はおらんのかいなあ…」と実感をこめてしみじみ呟かれていたことです。
実際ネットの話題になっても、それがどういう状態なのかが分からず、ただ事務局からの報告を聞くだけで、誰も問題に出来ないし意見も言えない状態に見えます。

【全体的に】
発言からそれぞれの立場と経験がよく分かる審議会だったという感想を持ちました。
実際の被害者に接することが多い弁護士の岸本委員は被害者救済を一番に考え、保護者の意識の低さを嘆き、書店商業組合の金田委員は職業柄から本屋にそういった本が置いてあるのが、やはり目につき気になるご様子でした。
雑誌協会の渡辺委員はご自分たちの取り組みを分かって欲しいと強く思っていらっしゃる。
野口委員は、色々な意見を仰った分、逆に他の方ほど「絶対にここだけは主張したい」という部分が(私には)感じ取れませんでしたが(進行役だったので押さえていらしたのかもしれません)、一番多い一般的反応はわりとこの方に近いのではないかという気がしました。

あくまでも個人的感想であることを重ねてお断りしておきます

6/11にはこの審議会メンバーの任期が終わっているので、新しいメンバーが選出された後、どんな審議になるかは、まったく分からない状態です。

<レポート:kamon>

※ kamonさんも書かれているように、あくまでも個人的な感想であることを踏まえた上でお読みください。(義月)
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